
手に入るくらいの小さなボールを渡され『これ出来る?』と右手から左手へ、そしてまた元へ戻す。ボールを移動する運動から始まり、床に一度バウンドさせて捕ったり、ボールを頭より上に投げて捕ったり、もう少し複雑に頭に触ってから捕球するなど色々な体験をしました。手から逸れてコロコロと転がっていくボールを追いかけては再び挑戦!あちらこちらから『先生見て!』『出来たよ!!』と嬉しそうな声もたくさん聞こえてきました。遠藤さんは終始にこやかで見本を見せてくれたり、励ましてくれたり、転がったボールを拾って渡してくれたり、すっかり子どもたちと仲良しになっていました。


ボール置き(Tバッティング台)にボールを置いて、柔らかいウレタン製?のバットで打ちます。全員の子どもたちがしっかりと当てて、ボールが転がったり飛んでいったり、中には大ホームランで一番端の天井まで届いて当たる子もいて大歓声!!先生達もやって見ましたが、意外に難しく空振りの場面もありました。子どもたち…すごいです。


でも一番当たったのはM先生、素晴らしいバッティングで、一番端にいたカメラマンさんのカメラに直撃する?!勢いでした…。
最後には遠藤さんにハイタッチして子どもたちは大満足!! あー楽しかった。もっとやりたかったと口々に言っていました。
参加出来なかった年中、年少児も少し羨ましそうに遊戯室をのぞきこんだり、遠藤さんの後ろ姿をみて『カッコいいねー』とつぶやいている姿が印象的でした。来年も是非あると良いのですが。。。
各務原幼稚園を巣立った子どもたちの中にはオリンピック出場を果たした水球の足立聖也君を始め陸上や、野球、バレー等、スポーツで活躍している卒園児もたくさんいます。
幼児期に、やりたい遊びを思う存分工夫してやっていく力は、学習の意欲だけではなく、その子その子に備わった才能を開花させていく様です。そうした中で努力する力、忍耐力、周りとの協調性、感謝する力も育まれていくのでしょうね。
今回、プロ野球選手という野球少年だけではなく誰しも憧れ、夢みる方に指導して頂き、本当に幸せなひと時を過ごさせて頂きました。
背が高く、大きくて、ユニフォーム姿が素敵!!だけではなく、狭き門をくぐり夢に向かって努力されてきた人生からにじみ出る、一流選手のオーラのようなものも子どもたちはスポンジのように吸収してくれた事でしょう。
子どもたちに怪我の無いように!!気配りしてくれる姿、子どもに、分かり易く見本を見せて説明して下さる姿、お話をさせて頂く中で度々感じる謙虚な姿勢等々、短時間でしたが、私たちにとっても実りある感動の1日にとなりました。このような企画をして下さった中日ドラゴンズの関係者の皆様や、スポーツの振興に力を入れ後援して下さる各務原市の市長様を始めスポーツ課の皆様他、各務原市からプロ野球選手を育てようと頑張っていらっしゃる皆様に、心から御礼を申し上げたいと思います。