さて、先日は老人保養施設サンバレーかかみの≠ノ年長児が出かけていきました。
毎年、おじい様、おばあ様が温かく迎えて下さり、一曲歌うと拍手を下さったり「可愛いいね〜」と声をかけて頂いたりします。最初は少し緊張していた子どもたちも、その雰囲気に心がほぐれて楽しいひと時を過ごす事が出来ました。
毎年思いますが、年長児だけの歌声はとても美しいです。特別な指導をする訳ではないのですが日々の生活の中でゆったりとした雰囲気や穏やかな環境の中で歌っているからでしょうか、少し欲目もあるかと思いますが、本当に聴いている側の心に響く歌声です。
当園は環境≠とても大事にしていますが、子どもたちはスポンジのように何もかも吸収していく様に思います。世の中は忙しく目まぐるしく大人の私たちも息切れしてしまいそうになりますが、せめて幼稚園、保育園では、大人の都合、世の中の都合に合わせずに、ゆったりと温かい所で心を開放し、その子らしく生活させてあげたいですね。
そして家庭では、時間に追われる事も多々ありますが、ほんのひと時でも、お子様とのんびりした時間を持って頂ければと思います。
のんびりとした時間→これは大人が相当意識しないと作れないですね。けれどこの時間から子どもが受け取る栄養は、はかり知れない程たくさんあります。そして親である私たちにとっても宝の時間≠ニなるでしょう。
秋の夜長、宝の時間≠持ちたいですね。